まずは患者さんとのカウンセリングを行ないます。インプラント治療に対する疑問・不安・現在のお口についての悩みなどについてお話下さい。
担当医師が、インプラントに関しての十分なご説明を行なっていきます。その後現在のお口の中の状態を調べる検査を行ないます。
検査はCTスキャン・レントゲンを使い、顎の状態を正確にチェックしていきます。失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の固さ、大きさ、位置により、治療法には様々な選択肢があります。
歯にかかる力の方向や強さはもちろん、患者さんに無理のない衛生管理などを含め総合的に判断した上で治療計画が立てられます。
顎の骨にインプラントを埋入する手術を行ないます。手術は局所麻酔を使用する為、痛みはほとんどありません。
患者様の希望に応じて、麻酔専門医による静脈鎮静法も行っております。
インプラントを埋め込む手術の方法は、インプラントの種類により一回法と二回法があります。
また、顎の骨の状態によっては、インプラント埋入のスペースを確保する事前処置が必要な場合もあります。
一次手術後、2~6ヶ月の治癒期間を置きます。この間に、インプラントと骨が強い力で結合します(オッセオインテグレーション)。
この期間、即時荷重だったら即日から仮歯でお食事できます。
顎インプラントと顎の骨がしっかりと固定されたのを確認したら、人口の歯を作成するために型取りをし、インプラントに装着します。
審美部位においては、歯肉の形態を整える期間として、4~6週間必要な場合もあります。
インプラントとアバットメントが固定され歯ぐきが治った時点で型を取り、その一週間後に人工の歯が装着されます。
形や色は患者さんの歯並び・噛み合わせに合わせて最適なタイプの物をお作り致します。
人工の歯が完成したら、インプラントに取り付けて治療は終了となります。
治療後は、定期的な検診とメインテナンスを受けるようにして下さい。
お口の中はインプラントで治療した部分に限らず、口の中を衛生的に保つ必要があります。
ブラッシングの方法などについて適切な指導を受け、ご自分でもメインテナンスを行なって下さい。
また、定期検診ですが半年に1回は受けるようにして下さい。
定期健診ではインプラントや人工の歯の状態、噛み合わせを確認していきます。インプラントも天然歯と同様に常にお口の中を衛生的に保つ意識を忘れないで下さい。