失ってしまった歯の部分にインプラントと呼ばれる人工の歯根を埋め込み、その上に天然歯とほぼ変わらない人工の歯をかぶせる治療法です。
インプラントの素材は、生体親和性に優れたチタンと呼ばれる素材で出来ています。この素材は、医療関係で広く使用されており金属アレルギーの方でも問題ありません。
骨折した時に骨を固定するギプスもインプラントと同じチタンが使われています。現在、インプラント治療でチタンが原因となった症例は報告されていません。
治療方法は、まずインプラントを顎の骨に埋入し、約6週間~12週間の治癒期間をおき、顎の骨とインプラントが結合するのを待ちます。その後、患者さんの歯並び・噛み合わせに適した歯冠・ブリッジ・義歯などの人工歯をインプラントに固定します。
従来の治療とは違う、あなたの新しい歯の基盤となってくれる物、それがインプラント治療の特徴です。
歯を1~2本失った場合、両隣の健康な歯を削って人工の歯をかぶせます。これが、ブリッジといわれる治療法です。
噛むという行為は、想像以上に強い力を歯と顎にかけています。
(奥歯1本にかかる荷重は、その人の体重にほぼ等しいと言われブリッジでは、1本あたりにかかる荷重は約1.5倍になります。)
削られた歯は痛みやすく、この歯が駄目になってしまうと、更に広い範囲のブリッジに作り直さなければなりません。
5年 | 10年 | |
従来のブリッジ | 93.4% | 89.1% |
延長ブリッジ | 94.7% | 81.1% |
インプラント支持によるブリッジ | 95.0% | 86.7% |
インプラントと天然歯支持によるブリッジ | 94.1% | 77.8% |
インプラント単独 | 94.5% | 89.9% |
ITIとは「International Team for Implantology (口腔インプラント学のための国際チーム)」の略称で、生体工学、物理学、化学、外科、歯科等の専門メンバーによって構成された口腔内インプラント学の国際的研究チームです。
ITIは骨整形外科分野で40年あまりの実績を持つスイスのストローマン研究所と共同開発を行ない、完璧な化学論理にも基づいた厳密な実験、テスト、臨床研究を通じてITIインプラントを開発しております。
最初のITIインプラントが1974年に開発されて以来、世界40ヶ国以上でITIのインプラントが使用され、最も信用されているインプラントの一つに数えられています。日本でも色々なインプラントが存在しますが、ITIはトップブランドとして確固たる地位を築いています。
ITIインプラントは厳しい品質管理の下で研究・開発・製造・販売が進められており、製造元であるストローマン社は国際基準であるISO09001の厳しい規格に適合し、その認証を得ています。